コブシ木蓮桜花

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 フラパラの木の花を3種。コブシはあちこちの森で咲いていました。遠くからまだ裸の落葉樹や緑の針

葉樹の間に白い花がついた木を1本か2本見つけて近寄ると、たいていコブシです。たまに白い桜のこと

もありますけれど。子どものころ近所に白木蓮があって、長い間木蓮は白いものと思っていました。紫が

かったこの花をしげしげと眺めたのはフラパラが初めてです。去年来たときは散りかけていて、あまりき

れいだとは思いませんでした。盛りの時季に見るとなかなかいいものですね。桜は葉の様子からしてエゾ

ヤマザクラかな。このあたりでは染井吉野よりこの種が多いようです。他にチシマザクラの名もよく聞き

ますが、わたしはどれがそうなのかわかりません。


 いまこのあたりは山菜の季節です。わたしは連日ほろ苦い春の味を楽しんでいます。屈斜路湖畔林道で

コゴミを大量に採ってから2日後に、美幌川原でフキを切ってきました。どこにでもありますが、太くて

柔らかなものだけ集めるには、それなりに場所を選ばなくてはなりません。葉が開ききる前の若い茎は、

沸騰させただけで煮崩れするほど柔らかく、あまりアクもありません。採ったばかりだったからか、する

すると皮が剥けました。店で買う水煮の品とはちがって、口の中にまったく筋が残らず、穀物かイモ類に

似たもちもち感さえあります。この季節の手採りならではの食感です。

 駅舎の一画にある町の物産館では、コゴミ、野芹、タラの芽、ギョウジャニンニク、クレソンなどの

山菜が売られています。おとといタラの芽を買って酢味噌和えにしました。埼玉の店で五、六個並べたパ

ックが295円で売られているのを見た記憶があります。わたしが物産館で買ったのは一袋150円で、

一回では食べきれない量でした。でも言われているほどおいしいとは思えないので、わざわざ藪に入って

集める気にはなりません。

 ギョウジャニンニクは口に残る匂いが気になります。芹は自生している場所を知りません。わたしはフ

キノトウ、コゴミ、フキで満足です。でもワラビは好きなので、採れる場所を覚えたいな。時季はこれか

らですから、写真を撮りにいくついでにそれらしい場所を見かけたら、車を停めて探してみましょう。


 今日はスカパーで松坂の試合が、NHKBSハイビジョンでマリナーズの試合が放送されるようです。その

他に、「花見」と称するご近所の焼肉パーティーがありますので、早めにパソコンに向かいました。