オホーツクの森展望台から

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 きのうのことです。名前どおり花咲く天国を思わせる6月の北見フラパラ(写真は後日たっぷりと)を心

ゆくまで観賞した後で、オホーツクの森に向かいました。舗装道路が終わってから、車の窓を開けフィト

ンチッドを胸いっぱい吸いながら、凹凸の多い林道を10キロほど走って、森の中心にある白樺十字路に

着きました。老人と女性二人の先客がいて、フキを採っていました。ワラビが出ているところがないかと

聞かれましたが、こちらが知りたいところです。

 展望台へ登って車から出ると、耳を聾するセミの大合唱。ナナカマドの花の白が混じる新緑の木々の彼

方に、小清水ー斜里海岸の湾曲と網走・能取の二湖が見えました。春先とちがって空気が乾いているため

か、これまでになく輪郭がはっきりしています。気がつくと見晴台の柱にセミがとまっています。エゾハ

ルゼミでしょうか。うるさかったけど、ちゃんと撮らせてくれたから、まあ許す。

 駐車広場付近にワラビが出ていましたが時季がすぎていて、まだ柔らかい先のほうだけ摘みました。店

の一束の半分というところ(50円分程度?)です。わずかですが、晩酌のつまみにしたらとてもおいしか

った。もっと欲しいな。ぽっぽ屋にでも行ってみましょうか。群生する場所を知っている人が持ち込んで

いるかも。

 十字路に戻るともう誰もいません。念のため鈴とラジオを鳴らしながら、なじみの遊歩道をたどりまし

た。この森はいまコンロンソウの盛りです。オオアマドコロとヤマブキショウマを一株ずつ見つけまし

た。部分的に白い葉が印象的なマタタビの樹があちこちにあります(これらの写真も後日)。中心広場に通

じる林道が7,8本あって、わたしはそのうち3本はもう走っています。きのうは4本目の道を帰りまし

た。辛うじて普通車1台分程度の広さで、退避場所もありません。でも10キロほどの山道に対向車はな

く、無事舗装道路に出ることができました。こんなところに車が入っていいのかと思うほど、奥深い感じ

の森です。