今年の流氷
そらさん、たしかに明るい雪と氷の世界を見ていると気持ちが落ち着きます。これから一ヶ月あまり、あちこちで
冬を楽しむ行事が行われます。昨日網走湖呼人湖畔を通ったら、大きな雪の滑り台がしつらえられ、スノーモー
ビルに乗ったりもできる遊び場がにぎわっていました。近くには氷上釣りの色とりどりのテント村も。
まりさん、そちらも雪になりましたか。最近動画つくりに凝っていらっしゃるようですね。
少し気温が上がるのを待って、昼前に能取岬に出かけて流氷写真を撮ってきました。土曜日とあって、けっこう
たくさんの車に出会いました。わたしの他にも、流氷到来のニュースを待ちかねている地元の人が多いのです
ね。北見ナンバーの車がほとんどでしたが、帯広もありました。さすがに夏とはちがって、本州からフェリーでと
いう人はあまりいないみたい。タクシーも来ていましたよ。
海岸近くに浮いている氷はアムール河口からやってきたのではなく、ここで海水からできたものでしょう。でも1
枚目の写真のような氷塊は、沖の流氷本体から割れて届いたものかもしれません。南下してきた大氷塊と海岸
で凍結した塊が接続すれば、「着岸」と発表されると思います。写真ではまだ青黒い海水域が見えています。で
も去年2月8日に見たときより氷の割合が多いようです。3割というところかな。
岬に着いたときより帰るときのほうが白い帯が広がっているような気がして、毎夕5時に更新される海氷チャー
トを確かめてみました。常呂海岸と斜里からウトロにかけては岸に届いています。1月中の接岸は近年では珍し
いのではないかな。今年は視界の限り続く氷原を見られるかもしれません。去年わたしが撮れたのは、海水域
が残る風景だけでした。