流氷は青い海へ

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 車で昼ごろにまた北浜に行ってきました。前日のチャートで流氷が完全に接岸しているのを確かめて出

たのに、白い帯は沖で、目の前に広がっるのは青い海でした。2月18日に一夜で接岸したように、今度

は一夜で離岸しています。いくら暖冬でも20日ほどでさよならするほど愛想なしとは思いません。予報

では週末のオホーツク地方に雪マークが出ていますから、東海上に回り込んだ高気圧の風に乗って、もう

一度岸に戻るつもりでしょうか。

 よく晴れて純白な知床の山が明るく光っていました。いま見たチャートは幅広い流氷帯に接するきのう

の知床北岸を表示していますが、肉眼でも望遠レンズでもそれはわかりませんでした。北浜海岸には雪は

残るものの、ほとんど海氷がありません。鉄道2駅分網走側に戻って立ち寄った鱒浦海岸では、磯や岸近

い浅瀬に砂に汚れた巨岩のような氷塊がごろごろしていました。蓮の葉氷が波に漂ったり、砂浜に乗り上

げたり。その先に薄い氷が広がり流れて、遠い沖に白い帯。

 あるテレビ番組が、紋別ガリンコ号で舵を取る船長の、昔は山のような流氷がやって来たと話す場面

を放映していました。岸に乗り上げた氷の上にさらに押し寄せてかぶさり、どんどん高く積みあがるのだ

そうです。わたしも映像では見たことがあります。しかし去年の、視界に海水がまったく見えない大氷原

にも、それほど大きな凹凸はありませんでした。