御神渡り

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 写真のような盛り上がった氷の列が、神様が湖を歩いて渡った跡という想像から、御神渡り(おみ渡り)

と呼ばれるのだと思います。諏訪湖が有名ですが、屈斜路湖にもできます。ここのは観光客にはあまり知

られていないみたいです。19日の砂湯には10台以上の大型バスが並んで、たくさんの乗客が白鳥を見

に下りていました。しかしそこからちょっと先に御神渡りがあるのに、観光客はだれも顔を向けません。

遠目では盛り上がりがわからない上に、ガイドさんも説明していないからでしょうね。

 氷は気温が下がると収縮し、気温が上がると膨張します。冷え込む夜に縮んでできた氷の隙間に水が入

り、そこに新しい氷ができます。陽が当たって暖かくなると氷原が膨張し、圧力を受けた新しい氷が盛り

上がります。それが繰り返されて成長し、御神渡りができるようです。みしっというのが、氷の膨張する

音だとあらかじめ知っていれば、わたしも飛び退きませんでしたのに。なにしろ勉強したのは帰ってから

でしたから。

 川湯エコミュージアムセンターの人だと思いますが、次々引率されてくる小学生の集団に、御神渡り

説明をしていました。雪が降らずに寒い夜が続けば、今年ももっと大きくなるはずだ、という声が聞こえ

てきました。雪に覆われると盛り上がりが見えなくなるのか、布団のような保温効果で気温差が作用しな

くなるのか、どちらなのでしょうね。


 今日でわたしが美幌に住みはじめてちょうど2年です。冬は3度目。きのうはここでわたしが経験した

一番の大雪でした。と言っても、降ったのは50センチくらいで、吹き溜まった雪が多かったようです

が。暗いうちに除雪車が来たみたい。明るくなって防寒具に身を固めて雪かきをはじめるとすぐに、前の

家の人がスノーダンプを手に応援に来てくれました。そのうちに隣からもご主人が来てくれ、3人がかり

になりましたから、1時間もせずにきれいになりました。お二人とも、退院して間もないわたしを気づか

って、自分のところはそっちのけで手を貸してくれたのです。ほんとうに助かりました。

 9時過ぎにスーパーに行ったら、日曜日はいつも開店前から車が続々やってくるのに、わたしが一番乗

りです。その後図書館にも行ったのですが、どこの家でも雪かきに大忙し。みなさんまず雪を始末してか

ら出かけるのでしょうね。わたしはご近所の人のおかげで、早々に車を出せました。