秋の花咲く海辺の草原
ぐ海岸道路を自転車で走り、それはそれは贅沢な時間をたっぷり味わいました。エゾキスゲやエゾスカシ
ユリの華やかな季節はとうに終わっているので、あまり期待していなかったのですが、美しいものが尽き
ることはないようです。ネーチャーセンターから海岸に突き当たると、左右にそれぞれ5祖?戞管理者
以外の車が入れない、舗装された快適なサイクリングロードが続いています。竜宮街道です。
草原で黄色い花は、オグルマ、エゾオグルマ、カセンソウが中心でしょう。一つ一つじっくり観察しな
いと、どれがどれか区別が難しい感じですが。赤や紫ではノコギリソウ、エゾフウロ、ツリガネニンジン
が特に目立ちます。地味ながらたくさんのクサフジの花も。サロマ湖側の浜で見たヒロハクサフジは青紫
が鮮やかでした。ハマナスは花も残っていますが、もう赤い玉を撒き散らしたような実が主役です。草む
らを覗き込むと、草イチゴ(ホロムイイチゴでしょうか)もおいしそうな実をつけていました。オホーツク
海側の砂浜では、全身真っ白なシロヨモギに目を惹かれます。
それぞれの花は、今後何回かに分けて、少しずつ見てもらいます。今日は草原自体が主役です。砂丘が
風をさえぎる場所や、登りがきつい場所では汗ばむものの、開けた場所では降り注ぐ陽光もあまり暑さを
感じさせません。それでも家に帰って見たら、袖から先の腕はいい色に焼けていました。
国道から原生花園へのに分岐点に、海産物を扱う道の駅があります。6月に一緒に来た関東からの知人
が、ここから船長お勧めの福箱を家に送りました。5千円だったそうですが、詰めてあったカニや魚の量
にびっくりしたとメールがあったので、息子夫婦に送ろうかと、昨日立ち寄ってみました。値段が1万円
になっていたので、また今度ということに。観光のハイシーズンだからでしょうか。