ニッコウキスゲはゼンテイカ

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 つい最近知った(なんてモノ知らず!)んですが、ニッコウキスゲゼンテイカに後からつけられた別名

だったんですね。尾瀬や霧降高原などでさんざん見ていたのに、ワッカ原生花園に散らばっていたり野付

半島を黄色に染め上げたりしているのは、別な花だとばかり思い込んでいました。若いころ歩いた場所の

光景を振り返っていると、どこかでニッコウキスゲの本当の名前はエゾカンゾウ(ゼンテイカ)だと聞いた

遠い記憶が、うっすらと浮かび上がりました。本州では冷涼な高原の花でしたが、こちらでは平地の海岸

で大きな群を作っています。咲いている場所が山と海岸でちがっていたため、結びつかなかったのかもし

れません。

 きのうのワッカ原生花園では初夏の花はだいたい終わっていました。花の小さなエゾフウロやエゾカワ

ナデシコが盛りで、ゼンテイカの鮮やかな黄色は見られず、大きなものはエゾスカシユリハマナス

わずかに残っているだけでした。きのう案内した内地の若い人に、一番いい時季の草原を見てもらえなく

てちょっと残念。それでも、都会の厳しいくらしで気持が煮詰まって、何とか気力を取り戻そうとやって

来たこの人に、草原や湖畔の大きな景色が少しでも気持ちを慰めてくれていたらいいのですけど。


 というわけで、今日の写真はきのうではなく6月21日のものです。