氷のもよう 2

イメージ 1

イメージ 2

 ゆみこさんにおもしろがってもらえたので、4日の氷のもようの続きです。北側と南側から一枚ずつ。

自然の意匠の多様性には感心します。


 年配の人には、性教育に反対し、「乱れた性」を嘆き、女性の子を産み育てる役割を強調する人が少な

くありません。若い男女には形にとらわれない関係を自然に受け止める感性が育っているのでしょうか。

男が女性に、都合のいい召使、出来合いの「おもちゃ」、どこまでも甘えさせてくれる「母親」を求めな

くなったら、女性は楽になると思います。まあ、男にとって女性は永遠のなぞですから、ほんとうのとこ

ろはどうなのかわかりませんが。


 古いバスタオルを袋にして枕を包んだり、ぼろきれで雑巾を作ったりするのに、ときどき針と糸を持ち

ます。前は好きじゃなかったけど、できるだけ縫い目を細かくしたり曲がらないように針を運んだりが、

最近はおもしろくなりました。指先の動きに注意を集中していると、自我が絡みつくいやな想念が消え

て、心が伸びやかになるような。

 そんな時ふと思ったのですが、針と糸の起源はずいぶん古いのでしょうね。だれかが枝か骨で、石器を

使って開けた毛皮の穴に、丈夫な蔦か細く切った皮を通して結ぶことを思いついたのでしょう。これは偉

大な発明ですよ。もし思いつかなかったら、裸のサルのような祖先がアフリカを出たあと、雪と氷の時代

に各地に広がることなどできなかったと思います。気候が温暖になったのは、わずか一万年ちょっと前で

すから。