去りゆく流氷

 ユメラジさん、高量被曝による急性症状とちがって、低量被曝と発ガンの因果関係は判断が難しいみたい。自
 
放射線、医療被曝(集団検診―日本はたいていの国よりずっとX線使用が多いとか―や診断用CTなど)を含
 
め、ここまでの線量なら安全という閾値は存在しないと言う専門家もいます。何年か前に雑誌「科学」で読んだ知
 
識なので、その号を探してみます。
 
 
 そらさん、治らないガンにかかっていると知った妻が、事故や犯罪被害とちがって、うらむべき相手がいないと
 
嘆いたことがあります。一人の死も大量死も、本人や親しい人にとっては同じように納得できないと思います。そ
 
れでも後者は悲しみが共鳴・増幅されて社会から注目されます。でもどちらの場合も、残された者は生きて命を
 
継ぐくらしを再開するしかないという点は同じです。わたしは気持ちがふつうに戻るのに2年かかり、いまも心に空
 
洞が残っています。人は一人ひとりのそういう経験を積み重ねて、何とか現在まで類の命を繋いできました。
 
イメージ 1
 
イメージ 2
 
イメージ 3
 
イメージ 4
 
イメージ 5
 
イメージ 6
 
イメージ 7
 
 3月9日の北浜の海です。この日からいままで流氷は着岸していないようですから、このころで今年の流氷は
 
終わったみたい。去年の流氷は勢いが弱く氷原風景も見られないまま1週間ほどで終わりました。ことしは1月
 
中に接岸したのだから来たのは早かったことになります。しかし厚さはそれほどではなかったような。来年は厚
 
い氷が押し合って割れて重なる荒々しい景色が見たいな。