北見常盤公園

　北見は市街地にもかなり広い公園がたくさんあります。ここ常盤公園はそのなかでは小さいほうでしょう。それ

でも渡り鳥が集まる池があったり、バーベキュー広場があったり。わたしは床屋や買い物に行ったついでに、時

々立ち寄ります。珍しい鳥を見られることがありますから。二週間ほど前のよく晴れたこの日は、たくさんのカル

ガモが。明るい陽が降り注いでいるけれどやはり寒いのでしょう、水中より岸で日向ぼっこしている鳥のほうが多

かったみたい。

　見た目には水のきれいな池ですが、フリペによると近所の住民からヘドロ臭のする日があると苦情が出ていた

とか。近年の夏は気温の高い日が増えて、池底の沈殿物が発酵したのかな。役所が検討し、何か対策が決まっ

たようです。

　公園は北見駅から少し南西に行って無加川に突き当たるところに設けられています。無加川はここの少し先で

常呂川に合流します。常呂川は能取湖とサロマ湖の間でオホーツク海に注ぎます。公園脇の堤は市民の散歩

道なのでしょう。すっかり葉を落とした大きな木が一本。全体を画面に入れようとずいぶん後戻りしました。陽に

映えたカラマツ林や丘の上に立つ赤い建物が、気持ちのいい風景を作っています。