藻琴山展望台で ぴんぴんころりのために

 オリオンさん、とかく人が集まると人間関係がきつくなりがち。職場では逃げ出せないからねー。気持ちの中に
 
逃げ場所を作って置くしかないのかな。
 
 
 まりさん、エリカの写真ありがとうございます。確かに遠目ではサンゴソウに似た印象ですね。ちょっと調べた
 
ら、エリカ属には700種含まれ、英語でヒースと呼ばれているのもその一つだとか。エリカの群生地としてはリュ
 
ーネブルガーハイデ一箇所だけ、名前が挙げられていました。
 
 ご実家で雨漏りがあるのですか。ウチも今修理中です。北側の壁のモルタルを塗りなおしたり、屋根を一部剥
 
がして葺きなおしたり、けっこう大ごとになっています。
 
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 国道391から道道102に入って、しばらく登ったところにあるパーキング・藻琴山展望公園で、屈斜路湖から
 
藻琴山まで、180度カメラを回してシャツターを切りました。並べ方がその順というのではではないけれど。
 
                       <ぴんぴんころりのために(前)>
 
 
 どんなに長寿の人でも120歳を超えるのはむずかしいようです。わたしは今年で70歳。まだ日常生
 
活に支障はありませんが、生き疲れのような気分にとらわれることはあります。すっかり色あせた風景
 
のなかに身を置くのはきつそうなので、最後の日を120歳まで引き延ばす努力をするつもりはありま
 
せん。しかし誰かの介護が必要になる日は、できるだけ先延ばししたいとは思います。「ぴんぴんころ
 
り」の文句のように、わたしだけでなく多くの高齢者にとって、延命よりQOLの維持のほうが切実なの
 
ではないでしょうか。『科学』20101月号に載った香川靖雄の記事が、そんなわたしの関心を引きま
 
した。
 
 ここからは香川さんの記事に拠って書きます。人の染色体末端にテロメアという一連のDNAがあり
 
ます。細胞が分裂する際に他のDNAは同じものが再生されますが、体細胞のテロメアは1回分裂す
 
るたびに短くなって、50回で尽きるのだそうです。テロメアが残り少なくなれば細胞は分裂できなくな
 
ります。分裂で新生した細胞に置き換えられず、損傷された細胞が増えた臓器は機能が劣化します。
 
加齢に伴う老化はその結果のようです。そうだとすれば、分裂から分裂までの時間を長引かせ、50
 
回の「回数券」をできるだけ長く使うこと、すなわち既存細胞の損傷を防ぐ。そして分裂以外でテロメア
 
が短縮するのを防止することが、老化対策ということになります。
 
 その観点から香川さんが提案している栄養学のいくつかを紹介します。ただし香川さんは成分だけ
 
で、それを含む食品は挙げていませんので、その成分が多い食品名をわたしがネットで調べました。
 
過剰栄養・過剰運動で活性酸素が生じ、活性酸素テロメアを短縮させます。ビタミンC、Eやポリフェ
 
ノールは活性酸素を消す働きがあり、銅、亜鉛マンガン、セレンなどは活性酸素分解酵素の成分に
 
なります。ビタミンCが果物や野菜に多く含まれていることはよく知られています。Eは植物油やアー
 
モンド・緑茶など。ポリフェノールは緑茶・紅茶の他、ほとんどの果物に含まれています。銅は乾しエ
 
ビ、牛レバ、ゴマなど。亜鉛は貝のカキ、ゴマ、小麦胚芽など。マンガンクルミ、アーモンド、しょう
 
が、青海苔、緑茶・紅茶など。セレンは魚介、内臓肉、タマゴなどに多く含まれています。(明日に続く)