霧氷明るく

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 霧氷には朝陽がよく似合いますが、年が変わってからはまだこういう風景を見ていません。-10度を

下回って晴れた朝があまりないから。今のところ去年より暖かいようです。平均気温を年ごとに追う線グ

ラフはジグザクだと思いますが、傾向としての温暖化は否定できそうもありません。

 昨日の朝日新聞道内版に、稚内の観測記録を分析した結果が報じられていました。ここ100年間で気

温が、1.20度上昇(全国平均は1.11度)し、特に冬は2.40度の上昇だそうです。最低気温の変

化は+3.80度。90年以降は零下16度を下回る日がなかったとか。高緯度地方では気温の上昇幅が

大きく、変化は夏より冬が顕著だと言われています。

 こちらに移る前に、雪かき・雪下ろしはどの程度必要かと、役場の人に尋ねたとき、ほとんどしなくて

すむという答えでした。実際にオホーツク海に近い地域や太平洋沿岸東部の積雪量は少なかったのだと思

います。しかし去年は美幌でも大雪の日があり、今年は日高・釧路地方ですでにかなりの積雪が報じられ

ています。

 稚内地方の100年間の経過では、積雪量はあまり変わっていないとのこと。地域パターンが変化して

いる気がします。オホーツク地方は冬が暖かくなると、雪の量が増えるのかもしれません。自然相手の

仕事では、そういう可能性を考えて備える時代にさしかかっているのかな。