もみじ華やか

　きのうはいい天気。盛りのもみじが陽に映えて、と言いたいところですが、屈斜路湖畔も阿寒もまだ色

づきはじめ。ヤマブドウは紅葉してるけど、ナナカマドさえ青い葉が多いんだから、カエデ類はとてもと

ても。気の早い樹がポツリポツリ彩りを誇示しているだけ。オンラインーヨミウリ紅葉情報の嘘つき !

｢見頃｣を信じたわたしがバカだった、ってか。道東オホーツク地方でほんとうの見ごろは下旬かな。

　美幌峠で雪化粧した大雪連峰がくっきり見えたところまではよかったんです。峠を下って屈斜路湖畔林

道に入ったとたん、車が路肩にずら゛―と停まっています。先のほうで道が閉鎖になっていて、釣り人た

ちが入り口に車を置いて湖に入っているようです。クマかと思ったけれど、あとでネットを検索したら

｢道路決壊で閉鎖｣でした。前々日の台風のせいですね。戻る車、入ってくる車の間を縫って、バックで国

道に戻るのに、相棒は一苦労。すれ違いがぎりぎりの狭い道です。

　目あての湖畔林道をあきらめ、和琴半島に行ってみました。ここにもたくさん釣り人が。やっと天気に

なった連休最終日ですからね。きらきら光る湖水の輝きはきれいでしたが、カエデはほとんどまだ青葉。

あきらめきれず、ここより標高の高い阿寒を目指しました。少しはましだったけど、最盛期にはほど遠

く。林のなかならいい色もあるかと、雌阿寒岳の麓近くまで森深く分け入りました。りっぱな角をもつ

雄ジカは林道に跳び出したけど、紅葉はちらほら。

　阿寒からの帰り、津別の山道で撮ったのが冒頭の写真です。ここの数本の彩りはみごとでした。最後

にやっといいカエデに出会えたからまあよかった。