360度の展望

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 美幌峠で接するとなり町が弟子屈です。人口は9千人に届かないけれど、屈斜路湖摩周湖を擁する広

い町です。網走と釧路を結んだ直線のほぼ中間で、北のオホーツク海と南の太平洋から同じくらい離れて

いるわけだから、まあ内陸と言っていいでしょう。美幌、弟子屈を通って網走市根室市を結ぶ国道は、

全長173キロの243号線です。内陸牧場地帯ではパイロット国道と呼ばれています。この道を通るた

びに、弟子屈町から標津町に入ったばかりのところで、多和平への分岐標識を目にしていました。ここ以

外では眼にしたことがない地名なので、いつもはただ通り過ぎるだけ。

 今回ハンドルを握っていた相棒が寄ってみようかと言い出して初めて行きました。小高い丘の頂上に展

望台があります。西は阿寒の山々、北は斜里岳をはるかに望み、東と南は海まで開けた大きな風景です。

「地平線が見える」をうたい文句にした開陽台は、摩周岳や標津岳の山並と接している北は視界が限られま

す。多和平はまさに360度の展望です。開陽台ほど有名ではありませんが、晴れわたる連休の一日なの

で、広い駐車場には何台かの車が、遊歩道にはのんびりそぞろ歩きをする人々の姿がありました。