八月の庭に咲く

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 本州からは大雨のニュースが聞こえてきますが、こちらは先週半ばからようやく夏らしい日が数日続い

ています。とはいえ、朝夕の冷え込みはもう秋の気配。それでも日中の日射しは庭に下りるのを躊躇させ

ます。朝の涼しいうちに作業するようにしていますが、ちょっとぐずぐずして8時近くなると、水遣りだ

けで早々に引っ込むことになります。だから空き地に接したあたりはもう薮状態です。実際は27,8度

ほどで、風がある日はさわやかですけど、なんだか歳とともに暑さに弱くなるみたい。今日は猛々しい緑

のなかの彩から4つの花をアップしました。

 最初は黄色いカモミール。白花とちがって香りはありません。染料に使われることもあるとかで、色は

鮮やかです。生命力が強いのか気候が合うのか繁殖力が旺盛で、庭じゅうに芽を出します。残しておく場

所以外では雑草扱いです。街の道路わきや家々の庭で頻繁に見られます。

 次はやはり黄色いユリ。庭のあちこちに勝手に芽を出したものを集めたら、今年はかなりの数に増え、

もう2週間以上次々と咲き続けています。大輪の赤い種もあるけれど、それは早く咲いて数日で終わりま

した。

 コスモスは去年秋種を採り、赤、ピンク、白と色別にサンルームで苗を育てて庭に定植したのですが、

けっきょくすべてピンクで、濃淡の差があるだけです。授粉のときに混じりあって、ピンクが優性という

ことでしょうか。

 最後はルッコラ。これは種を買ってきて植えたものです。さして美しいというわけではありませんが、

形がおもしろいので。なぜか西洋の騎士がもつ楯の紋章を連想しました。もともと野菜として植えたもの

で、サラダにして、ゴマに似た香りとほのかな辛味を楽しんでいます。花を付けると固くなると書かれて

いました。でも、冷涼な気候のせいか、葉だけ摘んで食べるとまだ柔らかです。ちょっと困るのは、青虫

が付いていること。たんぱく質の補給になるからと、いっしょに食べるほどには達観できません。菜種に

似たさやが太ってきていますので、種を採って9月になったらまた播きます。