芍薬とカモミール
まりさん、ドイツも北海道も亜寒帯だから似ているのでしょうか。それとも関東の街場にいたときはあまり空を見
なかったというだけで、どこでも同じ空があるのかも。
ウチの庭に咲く花で一番華やかなのは芍薬です。でも楽しめるのは365日のうち10日ほど。6月の終わりに
開いてもうほとんど散っています。「花の命は短くて」というのは何のセリフだったかな。「立てば芍薬座れば牡丹
歩く姿は百合の花」というのもありましたね。そんな譬えが似合う美女にお目にかかる機会はなさそうだけれど、
百合ならもうすぐ咲きます。まず大輪の赤、次が少し小ぶりな黄色です。赤の花期はもっと短くてほんの数日で
す。ほんとうは白百合が好きなのですが、買って植えたわけではなく生えていたのを抜かずに邪魔にならない場
所に移しただけだから、贅沢は言えません。
カモミールは香りを期待して昨年種を撒いたものです。今年はいたるところに芽を出して、一ヶ所にまとめた以
外は抜きました。もう花を摘んでハーブティーにしてもいい時期なのですが、摘んで洗って乾すのに手間がかか
るし、去年のがたくさん残っているので、今年は放置するつもりです。これは長く咲いていますね。寒い日や朝晩
は花びらが閉じて、暖かい昼になるとまた開きます。別な場所に分散しているのはあまり見応えがないけれど、
まとまっているとなかなかきれいです。と言っても、花だけに目を凝らせばで、庭そのものは食べられるもの優先
でそれも草取りをサボるから、雑然としています。ご近所にはきちんと手入れされ整っているお庭が多くて、なん
か気が引けるような。