08年1月の霧氷 1

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

 そらさん、美幌のカラスは餌の豊富な水辺に集まり、あまり街の中を徘徊しません。ウチは川に近いの

で、たまにごみ袋をつつかれることもありますけど。自然が豊かであれば動物との共存もあまりむずかし

くないということでしょうか。


 きのう暖かくなってから、処女雪の川原に下りました。今年も霧氷の季節です。流れのある水は凍らず

0度のままで外気は-10から-20度の間ですから、温度差のため活発な蒸発が起きます。その水分が

枯葉や枯れ枝について、白い花のような霧氷になります。


 退院のとき医者に酒は飲めるかと聞いたら、「ええ、もちろんです」という返事でした。一日目は恐る

恐る、きのうはほぼ平常の量を晩酌しました。やっぱのお酒はおいしい。遠方から見舞金を届けてくれた

人にはカニか何かを送り、世話になった近所の人には赤飯とおかずを届けるか何かして、この喜びをおす

そ分けしなくては。


 月曜日の夕方に来た水道屋の人は、修理がおおごとになると言っていましたが、きのう来た若い人は脅

かすようなことは何にも言わず、淡々と作業して1日かけて完全に修復してくれました。新しくして1年

もたたない台所の混合水栓とシャワーがだめになっていて、付け替えました。請求書は安くないでしょ

う。でも仕事ぶりはみごとで、大工と連絡がつかないと言って、自分で壁に穴をあけて塞ぐところまでや

ってくれました。餅は餅屋ですね(関西には、もっちゃもっちゃと表現する土地があるとか)。

 職種は何であれ優れた専門家には敬意を感じます。病院で看護師や医師を見ていてもそうでした。病院

といえば、最後の1週間ほどを過ごした個室は隙間風が冷たくて目張りをしてもらいました。3年ほど前

に建て替えたばかりのコンクリート造りですよ。それが二重窓にもなっておらず、サッシにゆがみが出て

いるらしく、朝には窓の内側にびっしり氷がついているのですから、どういう建て方をしたのでしょう。

わたしの部屋だけでなく、他にも寒気が入る場所があるそうです。専門家として問題のある人が絡んでい

たのでしょうね。

 この地域の中核的医療施設の役割を果たしていた北見赤十字病院で、内科医が大挙して辞め、診療中止

に追い込まれました。紋別の中心的病院でも、5人の内科医のうち4人が辞めたとか辞めるとか。人手不

足から来る過酷な勤務が原因のようです。医療専門家を十分に養成してこなかったこの国の医療行政のつ

けを、地域の住民が支払うことになります。優れた専門家をだいじにすることは民衆のくらしを護ること

なのに、この国の政権党と金満医師の組合はわたしたちの痛みに無関心みたい。