せせらぎ公園10月10日

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 10月10日の公園はまだ緑でした。それでも桜の葉は色づいています。薄紫の花はエゾノコンギク

しょうか。図鑑で見るとこの花の色は白から濃い紫までさまざまです。魚無川沿いのエゾムラサキツツジ

がいくつか花をつけていました。季節はずれの狂い咲き?


 ユズがたくさんありますので、一昨日青ゾイを一匹200円で買ってきて水炊きにしました。全部使っ

たら他の具がまったく入らない量です。えび入りすり身やシイタケ、糸こんにゃく、野菜も入れたいと思

い、半分は甘辛い煮魚に。鍋だけでも一食に余ります。翌朝は鍋の残りを粕汁にしました。煮魚は夜の酒

の肴に。自分で捌く気になれば、この町ではまだまだおいしい魚が安く手に入ります。きのこ類、野菜も

同じです。加工品だと関東とあまり変わらない値段です。加工品に依存するスタイルはこの地の生活に合

いませんね。

 11月28日の内閣府による地域経済動向の発表では、全国11地域のなかで、前回の8月にもっとも

景況判断が悪かった北海道が、今回も1地域だけ下方修正されました。全国で北海道だけが景気の上昇に

足踏みが見られるということです。日本経済には工業製品の海外生産による資本収入と国内工業製品の輸

出収入の役割が大きい。その蓄えを主として国民が消費する6割以上の食糧とほとんどの燃料資源の輸入

に費やします。北海道は本州工業地帯に労働力を提供していますが、輸出入にかかわる産業から得るもの

は多くありません。そのため道経済の足踏みが続きます。

 北海道の食糧自給率は190%。全国平均は40%を下回ります。エネルギーについても、セルロー

ス・エタノールが実用化されれば、この地は一大エネルギー供給地帯となる可能性をもっています。林に

枯れ草・枯れ枝が利用されないまま空しく積みあがっています。湿地や原野のどこにでも繁殖している

蘆、ヨシ、ススキ、などのイネ科の草は、ヨーロッパではバイオエネルギー源としての栽培が研究されて

いるとか。ここでは勝手に繁殖し、種の多様性を脅かす存在です。バイオエネルギーの利用は、環境維持

や観光資源の開発にも役立ちます。

 北海道の経済が活況を呈するのはきっと、加工業依存型の日本経済と生活スタイルの構造転換が進むと

きです。それは日本全体が見据えるべき方向ではないでしょうか。