一番早いスミレ、アオイスミレかな

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 雪が消えてから雪が降るまでのほとんどの期間、野山を歩いていてたいてい一つ二つと出会う花がスミ

レです。種類も多く手持ちの「北海道の野の花」図鑑に、スミレ科として掲載されている種は30をこえ

ています。ちがいが微妙ななので、アバウトなわたしにはほとんど判別できません。

 ウチの庭に野生化した栽培種のビオラが繁殖しています。このスミレも開花が早いのですが、今年は冒

頭の写真の花が先でした。先週魚無川の崖道で撮ったものです。アオイスミレだろうとと推定していま

す。ビオラは枯れては芽生え、晩秋まで咲き代わります。アオイスミレは全国どこの林床にも見られるよ

うですが、ここでは花期がとても短く、せいぜい一週間。毎年、残雪を押しのけるようにして開いた花を

早々に終わらせ、ライバルに先駆けて葉を茂らせ蔓を伸ばします。もっとも今年は、四月上旬に続いた暖

かい日々が雪を消してしまったので、乾いた枯れ葉が積もった斜面に咲いていました。