と思います。北海道に住むようになって、原生花園、大雪山、野付半島など人の多いところも苦にならな
くなりましたが、観光客が入ることのない林の道をたどり、ひっそりと咲く花に出会うのもやはり楽しみ
です。そういう道のなかで、呼人半島探鳥遊歩道、和琴半島一周遊歩道などはよく行きます。今年は釧路
湿原や霧多布の遊歩道も歩きたいな。そういえば去年栄浦の湖畔と竜宮街道で、100キロマラソンを走
っている人たちを見ました。もしかしたらあなたのお姿もそのなかにあったかも。
はるかさん、わたしは無知非才の自覚があるので、自分だけに恃むことはできなくなっています。ブロ
グを見てくれる人がいなければ、独りの楽しみにかまけて表現に努力する気力も萎えるでしょう。あなた
の「頑張って」はうれしく励みになりました。
写真はサロマ湖栄浦の湖面です。
乳製品が値上がりし、米価高騰が懸念されています。作物バイオ燃料の増加がひとつの原因です。乳製
品の方は輸入飼料価格上昇が日本の酪農家に深刻なダメージを与えた結果とか。米価はコメ不足のせいで
はなく、政治の影響がより直接的なようです。政府備蓄米は十分あるのに、政府与党が農家の票が逃げる
のを恐れて、買い上げを減らしたり米穀市場を冷ます十分な放出をしたりするのをためらうと予想される
からです。根本は、輸入食糧に対抗できる低価格と健全な農業経営の両方を実現する方策が見つからない
ことだと思います。
わたしはこんなことを夢想しています。農業関係者を、食糧供給から自然保護まで、長期的な視野に立
って、国土の自然の総合的で合理的な管理・利用を担う準公務員のように位置づけ、生活を保障できない
だろうか、ということです。市場原理、競争原理の利点を失うことなく、食糧生産、木質バイオやその他
の再生可能燃料の供給、自然保護などの専門知識・技能を蓄えてもらい、食糧の対価のほかに研究開発や
保護活動としても給与を支払い、全体としての収入を保証するのです。現在の食糧供給とともに、日本と
世界の未来を保全するパイオニアとしても、誇りをもって活動してもらいます。衆知を集めてこんな構想
が実現できたらいいのに。