森林浴をしながら羽衣の滝へ

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

 旭岳ロープウエー山ろく駅から少し戻り東に入ると、30分ほどで車道が尽き天人峡温泉に突き当た

る。大雪山の山懐に抱かれた、温泉宿4軒でだけの小さな集落だ。もう夏休みに入っているのに、一軒は

休業中。旭岳の賑わいとは対称的に、観光客にもほとんど出会わない。宿はみんな大きく立派だけど、狭

い渓谷のひっそりした雰囲気は、昔行った東北地方の山深い湯治場を思い出させる。

 一番奥にある休業中の宿の脇から、忠別川沿いに滝を目指す。よく整備された平坦な遊歩道を10ほど

歩く。うっそうと大木が茂りひんやりした林間の道だ。何人か手をつながないと囲めないほどの巨木も見

た。なかには根元から枝分かれしていたりするものも。泡がはじけるように透明で白い花がある。エゾボ

ウフウだろうか。指道標に従って林の急な斜面を2,3分登ると、目の前に羽衣の滝がある。落差270

mで、日本第3位とか。細く白く端正なたたずまいだ。