黒岳山頂の風景

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

 知床リップさん、おっしゃるとおりです。高山の雰囲気がある山の頂はずいぶん久しぶりで、体力と年

齢を思うとこれが最後かもしれませんから。


 頂上からなだらかな尾根をたどれば、また別なお花畑があるそうです。元気な若いうちに旭岳まで縦走

しておきたかったなー。そもそもわたしの登山初体験が大雪でした。大学に入った年で、やはり大学生だ

った兄がアルバイトで溜めたお金で連れてきてくれました。愛山渓の山小屋に泊まり(宿の娘さんがチャ

ーミングで写真を撮らせてもらったよ)、凌雲岳を経て旭岳に向かう予定だったのに、天候がくずれて旭

岳は迂回しています。

 それ以後も層雲峡や旭岳のロープウエーには何度も乗りました。でも、天候やスケジュールの関係で、

いつも山頂にたどり着けませんでした。羅臼岳には登っているし、南アルプス、奥秩父八ヶ岳、丹沢な

ど、内地の山はずいぶん登頂しました。一番印象的なのが厳冬の北岳かな。いずれも十代の最後から三十

代前半までです。それ以後はせいぜい蔵王那須程度。望みを果たせなかっただけに、大雪には思い入れ

が深いのです。

 二千に少し欠ける高度ですが、なにしろ北海道ですから、内地の二千五百には匹敵するでしょう。それ

でいて山頂にコケモモ、メアカンキンバイ、チシマギキョウが咲いていました。以前本州でわたしが登っ

たところは、二千前後までは湿原だったり木立に囲まれていたりする山頂もありましたが、それ以上にな

るとたいてい岩でした。霧でよく見えませんが、円錐形の誘いかけているような山は凌雲岳でしょうか。