名前知れない草の花
ところでしたが、いまは全開という感じで、あちこちの斜面を赤く・白く盛り上げています。モクレンは
終わりに近いものの、まだ十分に華やかです。最後に咲くという白い桜が満開。タンポポの黄色いじゅう
たんは別にして、ボケ、ケシ、スイセン、ヒヤシンスはよく手入れされ、明るい朝の陽に輝いています。
今月下旬にはボタンとシャクヤクが見ごろになるでしょう。この花園は2週間おきくらいに花々が咲き変
りますので、何度来ても飽きることがありません。行かなかった間に、薄紅色の桜と紫ツツジは終わって
いました。
華やかに色彩の間に、高山植物に似たつつましやかな小さい青花の群れが点在しています。名前を知り
たくて、山の上と入り口で2回、作業している職員に尋ねました。そしたら、ただの草で名前は知らな
い、と言うのです。雑草だけど花が咲くのでそのままにしておいた、とか。帰って図鑑を見てみました。
花の形はワスレナグサの類によく似ているのですが、葉にぎざぎざがあり、毛が見えませんので、ちがい
ます。結局わかりませんでした。今日の写真はこの名の知れぬ花とシバザクラです。
木曜日に一泊で滝上にシバザクラを見に行く写真クラブの行事と、二週間後に日帰りで丸瀬布に藤を見
に行く自治会関連のバス旅行に誘われています。滝上は迷っていますが、丸瀬布は申し込みました。みな
さん、有名な場所のよく手入れされた花を見るのはお好きなようですが、名の知られていない小さな草花
にはあまり関心がないような。わたしは両方とも楽しみです。