カジカ鍋には味噌がいい

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 明るい陽に輝く美幌川の雪景色です。張り出した木の枝から、小さな雪片がきらきら光りながら、絶え

間なく水面に舞い降りていました。
 

 寒さが厳しくなると鍋がいいですね。北海道は材料に事欠きません。いまなら軟白ネギも白菜もしいた

けも安く買えます。サロマ湖産の大粒なシジミ・アサリが出回っています。カニも700グラム程度なら

気軽に買える値段ですが、殻を剥くのが面倒で。何の手間もいらないのが白子鍋。新鮮なタラの白子は、

一人なら200円分もあればもう十分、それがウニみたいに濃厚な味でこたえられない。「おいしく食べ

る方法」にしたがって、続けないようにはしていますけど。

 すり身もよく使います。こちらの店ではカニ入り、エビ入り、鳥ごぼう入りなど、いろんな種類を並べ

ています。これも手軽ですね。重宝なのがシジミのエキス。女満別メルヘンの丘(道の駅)で、網走湖のシ

ジミ汁を濃縮し、黒酢と寒天を混ぜて瓶に詰めたのが売られています。昆布だしにちょっとこのエキスを

たらしただけで、鍋の味がぐんと濃くなります。

 この前カジカ汁を作りました。なぜかカジカだと「鍋」でなく「汁」って言うんですね。この魚は見た

目はグロテスクだけど、味はフグにも劣らないと聞いたことがあって、一度は食したいと思っていまし

た。手ごろな大きさにカットしたのをひとパック買って、フグのようにポン酢で食べました。確かに歯ざ

わりは似ています。でも、そんなにおいしいとは思えなかった。とても食べきれない量だったので、次の

朝残りの鍋に味噌を入れて雑炊にしました。今度はとてもいい。次の機会に店でパックを手にとって見た

ら、味噌味で、と書いてありました。

 今日はこれから、あんこう鍋とズワイガニの脚の剥き身で、濁り酒をいっぱいやります。