岬の福寿草

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 きのう能取岬で見つけた今年初めての鮮やか色の野の花です。「福寿草」で多くの人がイメージするの

は、お正月前後に鉢植えで見る花でしょうか。このあたりではこれから山道、森のなか、原野、海岸など

でにぎやかに咲きます。能取岬では3月下旬から蕾が開きますが、場所によっては5月がさかりです。海

風が冷たい岬の南東部や駐車場近くに今顔を出している株は、鉢植えのものと同じように、葉は目立たず

背丈も数センチです。去年4月半ばに北東部の崖上で見た花はもう少し背が高く葉も大きくなっていまし

た。すっかり雪が消えてから呼人の探鳥遊歩道のいたるところに咲き誇っていたのは、30センチほどに

伸びた株でした。5月の屈斜路湖の湖畔林道や和琴半島では、場所ごとに葉の形も大きさもさまざまで

す。写真は絶滅が危惧される固有種のキタミフクジュソウです。がくが長いのと一茎一花がふつうの福寿

草から区別される特徴だとか。

 ここ数日歩いていませんが、せせらぎ公園でも先週は雪に覆われていた崖上のいつもの場所で、そろそ

ろ蕾が伸びているかもしれません。そうなれば魚無川のほとりや湿地の斜面でフキノトウが見つかるでし

ょう。それからエゾエンゴサクニリンソウが咲いて、コブシと桜の季節になり、一気に春の華やぎがや

ってきます。去年はせせらぎ公園フキノトウで最初のフキ味噌を作りました。一昨年は美幌川の堤で摘

んだものでした。今年はきのう岬で採ってきたものが、今台所の鍋でとろとろ煮えています。この後向か

う朝食に、初物の春の香りが加わります。味噌汁の実はナメコにしましょうか。