霧を抜け緑のアーチへ馳せくだる
帰りも峠付近は昨日よりは少しましだがやはり霧。今度は60キロ程度で走ることができた。土浦ナンバーの車がのろのろと走って、後ろから車が来ると路肩に止まり、やりすごしていた。みんな迷惑そうだったが、内地から来た山岳ドライブの経験のない人なら、怖くてそうするしかないのだろう。
屈斜路湖に近づくと霧が晴れ薄日が射している。光を受けた緑の木々がアーチのようにかぶさり、その中を走っていると気分がよく、タイトルの一句をひねりだした。晴れた平らな道ならこっちのもの、すぐにさっきのトラックを追い抜く。摩周岳のふもとを抜けて、弟子屈にさしかかると雨が降り始めた。標茶あたりで雨が上がり、この日の宿の「憩いの家かや沼」に到着したのは8時30分。シラルトロ湖(かや沼)のほとりにある宿は民宿なのだが、ホテルと言っても通るような大きな建物で、キャンプ場やパーク・ゴルフ・コースが付属している。ここでカヌー乗り場の地図をもらったが、カヌーの予約は12時半だから、細岡の展望台周辺を散歩することにした。散歩は気持ちよかったけど、そのお話はまた明日。
今日の写真はシラルトロ湖です。湿原や釧路川、それにオジロワシや丹頂鶴などの写真がたくさんあるけど、少しずつご披露します。出し惜しみです。ところで、「弟子屈」、「標茶」はどう読むと思いますか。「てしかが」、「しべちゃ」と正しく読めた人、相当な通ですね。