ミツガシワ予告編
そらさん、釧路湿原は南北に長いから、上空からでないと全体を視野におさめることはむずかしいですね。南
東の細岡展望台から見ると、湿原を囲む丘の西側対岸がわりあい近く感じられます。でも、道がなくて実際には
できませんが、歩いて突っ切るとしたらずいぶん遠く感じるでしょう。温根内の木道はほんの片隅に2キロほど作
られた遊歩道です。
カシワの葉を三枚あしらった家紋があって、その家紋に似ているところからついた名のようです。実物のカシワ
の葉は外周に凹凸があるから、縁が滑らかな写真の葉とはちょっとちがいます。1日の温根内では、遊歩道最
大の群落になるあたりはまだ葉が広がるだけで、よく見ると蕾がわかるという段階でした。木道から軌道敷に行く
横断木道が3本あって、その真ん中の道に入ったところでは少し咲いています。
「釧路湿原へようこそ!」のサイトでは100種を超す花の写真が載せられていますが、その大部分は6,7月に
です。この3種の共艶が見られるでしょうか。終わりに近いミツガシワと咲きはじめのイソツツジが重なるのは、ほ
んのわずかな日数だと思います。アタリ!を期待しましょう。今日の写真は予告編です。うまくいけば盛りのミツ
ガシワを見ていただけるでしょう。