雪片の形

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 降っている日は珍しくないのだから、雪の結晶を撮るのはむずかしくないだろうと思っていました。で

もこれがなかなか。まず暖かい日は黒い紙に受けてもすぐ崩れるからダメ。かといって寒くて風の強い日

は、雪片が飛んでしまうし、暗すぎます。

 ようやく-10度台で太陽が出ていて雪がちらちら舞う日、外に出て三脚を低く立てて覗いてみまし

た。ところが、一つ一つの結晶は予想より小さくて。レンズを焦点距離ぎりぎりまで近づけても、大きな

絵になりません。標準レンズ、望遠レンズ、広角レンズと試しました。距離を縮められるものは拡大率が

小さいし、拡大できるものは離れないとダメだし、うまくいきません。

 やむをえず撮ってからトリミングで拡大してみました。何とか見られる模様になったのですが、ブログ

用にサイズを縮小したら、冒頭の写真のように、鮮明さが失われてしまいました。やはりこれは接写レン

ズがないとうまくいきませんね。