今ごろ雪なんて 蕾のミツガシワ

 クレマチスさん、寒い日々が続いているにもかかわらず、昨日の道中ではあちこちに満開の山桜が咲いていま
 
した。確かに平年よりは遅いけれど、草木はけなげに命の営みをまもっています。
 
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 あと二日で六月ですよ。高い山でもあるまいし、今ごろ雪なんてどうかしています。さすがに街なかは降りませ
 
んでしたが、郊外に出るとすぐ消え残った雪が目に入ってびっくり。美幌峠に近づくと、谷を隔てた丘の林が白く
 
なっていました。今朝もさっきまでわずかに零下だったようです。
 
 さて、きのうは車窓の木々の浅緑や牧場の緑をめでてから、釧路湿原を歩いて、景観をじっくり楽しんできまし
 
た。ただ残念なことに、到着してカメラの入ったバッグを肩にしたとたん、フックが壊れて、アスファルトの上に落
 
下。セットしてあった標準レンズのふたが開かなくなりました。同行のHoさんと二人で何度試してもダメ。レンズ
 
自体が破損したかどうかも確かめられないまま、使えなくなってしまいました。やむをえず望遠に取り替えました
 
が、晴れ上がった空の下、広大な湿原が広がっているのに、望遠ではだいなしです。あいにくデジカメも持ってき
 
ていませんでした。花々は遠くから撮ることで何とかなりますが、魚眼レンズが欲しいほどの湿原風景には対応
 
できません。クヤシカッター。
 
 もう一つの残念は、ミツガシワがまだ蕾だったこと。湿原花暦では5月から7月になっているし、去年6月13日
 
には遅すぎましたから、だいじょうぶではないかと期待していたのですが。今月後半ずっと続いた低温がウラメシ
 
イ。最後の一枚を見てください。ミツガシワの大群落ですよ。一斉に花開いたらさぞ。全国的に分布しているそう
 
ですから、ご存知の方も多いと思います。わたしはほんのりピンクがかったあの色が大好きなのです。思春期の
 
入り口にいる少女のような。もう意地です。2週間ほどしたらまた行きます。