凍る湖面の氷花

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 ガラスにできる氷紋や雪片は、何本かの軸に鳥の羽を思わせる模様が付いた形で成長しています。空気

中の水蒸気が気体のまま昇華して結晶が伸びていく結果だとか。くずれる前の雪片の軸が決まって6本な

のも、なんだかふしぎです。湯気、霧、霞は気体でなく液体の水の小さな粒。凍結すると霧氷やあられに

なって、羽模様はできません。

 川や湖の氷の上に散った写真のような白い塊をはじめて見たとき、積もった乾雪が吹き飛ばされて集ま

ったのか、あるいは水の飛沫が凍ったのかと思いました。でも何度か見ているうちに、雪片の平面模様と

共通する形が気になって、いまは、やはり気体のまま昇華して立体的に伸びた結晶ではないかと想像して

います。

 それにしても、なかには長径が5センチは優に超えるものもあります。なぜこれほど大きくなるのか、

わたしはそれを説明する仮説を思いつくことができません。ただ自然の微妙な造形に感心し、カメラに

収めるだけです。昇華した結晶といえば、ダイヤモンドダストも?それならなぜ羽模様にならないのでし

ょうか。-20度を超える晴れた朝に、また撮ることができるかな。