冬の鹿

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 まりさん、縄文人アイヌも白い氷原に浮かぶ白い山なみを見て、そこに住む神を思ったでしょう。そ

の神は、縄文人の場合はわかりませんが、アイヌにとっては人間くさい存在だったらしいですよ。伝承に

よると、神は動植物、火や水や船などのモノの形をしていて、よこしまな心をもったり、誘惑に負けたり

します。ただ人の力の及ばない自然現象を左右する神通力があるので、アイヌ(=人)がなだめたり、す

かしたり、脅迫したりして、使ったり鎮めたりする対象。「穢れない神」というのは、ユダヤ=キリスト

教のような一神教の産物みたい。わたしは穢れたりもする神のほうに親しみを感じます。


 冬の鹿は初めて撮りました。阿寒湖畔にボッケという、地下から熱泥が湧き出している場所があって、

暖かさを求めて来るのか、その付近に群れていました。柵がしつらえられた散歩道の近くで、雪のない季

節に何度も足を運んでいますが、鹿は見ませんでした。集まってくるのは寒い冬だけなのでしょうか。

 3枚目の左端にオスの成獣が見えています。普段は単独行動をしているそうですから、メスや子どもと

一緒なのは珍しいのでは ? やっぱり寒いからかなー。それともいまが繁殖期 ?