つららの色模様
まりさん、お心遣いありがとうございます。あなたの滲んだ光の写真に倣って、わたしも今日は輝く色
をテーマに。
朝6時に-20度前後にまで冷え込んだ日は、たいてい夕方近くまでよく晴れています。冬は陽が低い
から、8時を過ぎるとリビングの南側に置いたソファーに座るわたしの身体は光に包まれ、10時ごろに
は汗ばんでストーブを消すことに。外気温は-10度とかでも、寒風をシャットアウトして光だけ入れる
構造であれば、雲に遮られない昼の太陽は室内を23度以上に保ってくれます。
ある日、ソファーで手にしていた本のページから目を上げたとき、軒下のつららが赤、黄、青、緑な
ど、多彩にきらめいていることに気づきました。視線の角度を少し変えたり、雲が太陽の表面を横切った
り、時刻が移ったりすれば、色模様がさまざまに変化します。この歳になるまで何度も見ているはずなの
に、今までは透明な輝きには目を引かれても、色の変化をじっくり観察したことがありませんでした。今
回はつい見とれる瞬間が増えています。毎日が休日で、しかもいつもカメラが念頭にあるからでしょう
か。
サンルームに三脚を据えて、何度も撮りました。印象としては似た絵柄が多いのですが、よく見ると完
全に同じというものはありません。今日アップしたのは第一弾。そのうちにまた別の日に撮ったものも載
せます。