水芭蕉が咲きました。

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 ついこの間まで7時すぎまで暗かったのに、いまは4時ごろから窓がうす白くなります。昨日ひさしぶ

りに日の出を撮ろうと女満別丘陵の一角にでかけました。早起きのお百姓さんもまだ畑に出ていません。

広めの二車線道路はどこまでもわたしだけのもの。大地のうねりが高くなれば、稜線に載る赤い円盤が見

え、下りはじめると底からしだいに欠け、やがて丘に隠れます。でももうライトはいりません。緑と茶色

に塗り分けられた、女性のボディーラインのように滑らかな起伏が、現れては消えていきます。

 気持ちのいいドライブをやめたくなくて、湖畔に向かいました。東が丘陵ですから、湖面にはまだ朝日

が届きません。いつもの場所のいつもの枝でトンビがお出迎え。白鳥の群れが二つ、逃げ足の速いアオサ

ギ、それにカモたち。木立からは小鳥のさえずり。右手の湿地に、まだ首の黒い白鳥が一羽佇んでいるあ

たりから、水芭蕉が咲いていました。さらに奥に進むと木道があり、白い群落を間近で見ることができま

す。うすい光の中で撮ったのが冒頭の写真です。帰りには湖に低い陽が射しはじめ、白鳥もアオサギも光

る姿を水に映していました。

 この日のほかの写真は明日から載せます。