岳樺いまだ萌えず

            2016年5月13日 道道102号線沿い

 屈斜路湖沿いに藻琴山に向かって高度を上げていくと、白樺に代わって岳樺が目につ

くようになります。それらは5月の半ばになっても芽吹く様子はありません。奇妙に捻

じれたりくねったりする裸木のままです。湖から吹き上げる冷たい強風や枝にのしかか

る雪の重みで、枝が捻じ曲げられたり折れたりした結果でしょう。それでも幹が枯れる

ことなく、6月になるとみずみずしい若葉を身に纏うのですから、たくましい木々で

す。