硫黄山の噴煙

そらさん、湯気や水蒸気が昇華してできる氷の風景はとても変化に富んでいますよね。ダイアモンドダスト・太

陽柱・そしてさまざまな霧氷。一口に霧氷といっても、蔵王のスノーモンスター、美幌川の桜並木にも似たうす桃

色、高い樹の梢に消え残る白い氷花、地面にできる真綿を摘んで並べたようなふわふわ氷など、わたしが知るだ

けでもずいぶん多彩です。目の楽しみが多いので、すっかり冬が好きになりました。

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 屈斜路湖に近い硫黄山。広い駐車場に入っただけで特有の腐卵臭に襲われます。こんなに濃くては近づいた

ら身体に悪いのではないかと思うのですが、一番低いところにある噴気孔はすぐそばまで行くことができます。

冬は白い噴煙の迫力が増すような。たくさんの噴気孔を全部あわせたら、ずいぶん大きなエネルギーがムダに

排出されているのではないでしょうか。ここだけでなく、屈斜路湖畔には他にも噴煙が上がっていたり温泉が湧い

ていたりする場所がいくつもあります。原発の何分の一かの資金を投じ、研究と開発を進めていれば、この一帯

は巨大なエネルギー供給源になっていたのでは?もっとも硫黄山から川湯にかけてはイソツツジの大群生地で

す。貴重な動植物や景観の保護と両立するやり方でないと困りますけど。