歩きはじめたばかりでは、霧氷に黒ずみが残っています。堤を歩いているうちに少しずつ陽が高くなり、折り返
して車を停めた場所に近づくころには、雪道が明るく輝き、枯枝を飾る氷華も白さを増します。この朝は気温が-
16度ほど。まだ川霧はわずかです。
-20度台になると白い霧が堤を越えて広がります。それは1月後半から2月にかけてでしょうか。空中をキラ
キラ舞う
ダイヤモンドダストが見られる朝もあります。雪が深くなった堤の道に車のわだちも人の踏み跡も絶え、
わたしはスパッツを着けたりスキーを履いたりして歩くことになります。