小清水高原展望台

 ゆめらじさん、エゾエンゴサクの写真を気に入ってもらえてよかった。園芸種とはちがって、冬の荒廃の
 
気配がいくらか残る森に自力で花咲いている姿は、はかなげでありながらしなやかな生命力も感じさせ
 
ます。地上部は間もなく姿を消して、地下の小さな球根の状態で来年まで待機するようです。これから
 
勢いを増す他の植物に抗わず、雪解けから彼らがはびこるまでのわずかな隙間の時季に主要な命の営
 
みをおさめます。
 
 
 そらさん、採っても採っても次々現れるコゴミの深緑に誘われて、つい採り過ぎてしまいました。地上
 
部の若芽は可憐ですが、地下では大きな塊状の根(ほんとうは茎かな)から広範囲にひげ根が伸びてい
 
ます。庭の畑で見つけると容赦なく取り除くのに、それでもまた次の年には芽が出ています。樹木が風
 
の寒さから守ってくれる森とちがって、ウチの庭やそれに続く空き地では食べごろは6月ですけれど。採
 
り過ぎたコゴミは、Tさんが教えてくれた保存法に従って、茹でて乾しています。糸のように細く固まった
 
ものは長期間保存できるとか。
 
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 藻琴山中腹の高原展望台から見えた先週の風景です。ここの写真は何度かアップしていますが、夜の間冷え
 
込んだ後に晴れたこの日の風景は、この日だけのものだと思います。樹木、湖、山の配置は同じでも、そのつど
 
新鮮です。斜里岳、摩周岳、雌阿寒岳などは展望できます。でも羅臼岳から続く知床半島奥の山なみは雲のな
 
か。