います。手術のダメージはほぼ回復して、またあちこち出かけています。服用している抗がん剤をネット
で調べてみたら、かなり激しい薬ようで、個々のパーセンテージは小さいものの、副作用の種類は多彩で
す。ステージ2の死亡率は30%ほどで、術後2年間の再発または転移が多いようです。予防したいと思
えばそれなりのリスクもあるということでしょう。でも幸運なことに、今のところ自覚できる副作用は出
ていません。
年の功でしょうか、自分については先のことはあまり心配になりません。今症状がなければ幸せです。
苦しいことがおきたときには苦しむのですから、あらかじめ気に病むのは2度苦しむことになって、不経
済ですよね。死もそうなのかも。臨死状態では、エンドルフィンなどのオピオイド(脳内麻薬)がドバーと
出て、苦痛はないとか。それなのに前もって考えるから、怖くなります。ぴんぴんころりを願う人が多い
そうです。寝たきりがいやというほかに、余計なことを考える間がないほうがいいということもあるので
しょうか。
流氷情報の更新は夕方です。だから、その日の様子を確かめて出かけることができません。月曜日夜の
画像では、紋別から知床までびっしり着岸していました。数週間まともな着氷がなかったので、また去る
前にと、きのうの昼間、路面の凍結が緩むのを待って、勇んで網走海岸に出かけました。ところが、二つ
岩から鱒浦海岸までたどってみても、沖には白い氷の帯が見えているのに、目の前はほとんど海水。辛う
じて一部に雪の帽子をかぶったかけらが散らばっているだけです。夜になって流氷速報を調べたら、網走
海岸沿いの一帯に水面が開き、その先に厚い氷が広がっています。重なり合う氷塊が撮りたかったなー。
なんだか誰かに意地悪されたみたい。