屈斜路湖冬景色

 
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 1,6,7枚目は美幌峠から、他は砂湯から撮った冬の屈斜路湖です。この風景は縄文人が見たものとあまりち

がわないのではないでしょうか。本州やその近くの島々、特に西半分は、水稲栽培が始まってからの2千数百年

で景観が大きく変わり、原始の自然を伝える所は屋久島などわずかになっているみたい。北海道は文明の侵食

が本格的になってから2百年程度。平野部は森林がなくなって耕地や牧場に変わったけれど、海岸草原、山間

部、湿地などには古(いにしえ)をしのばせる場所もいくらか残っています。わたしがこの地に誘われて移り住ん

だ最大の理由がそれだと思います。

 今は都市と耕地が広がる西ヨーロッパも、2千年前はうっそうとした原始の森に覆われていたとか。地球は天変

地異や大規模な気候変動を繰り返してきた荒らぶる星です。それでもここ1万年余はまあまあ穏やかな環境が

続いてきたとされてます。それが、増えすぎたヒトの営みで、急激に変わろうとしています。そんな慌しさに疲れ

た心が、1万年前からあまり変わらないような風景に安らぐ、ということでしょうか。