湯煙と白鳥
murutiさん、アマゾンのヤノマミなど近・現代の狩猟採集民の記録からすると、人々は現代人みたいにあくせく
働くことはなかったみたい。狩猟採集は農耕の10分の一、100分の一の効率だったと言う人もいます。効率が
悪いということは労働密度が低いということで、のんびりしていたのでしょうね。ヒマだから季節の変化とか景観と
か、いっぱい楽しんだのでは?
屈斜路湖には温泉が湧く湖畔がたくさんあって、そのほとんどすべての場所には白鳥の姿があります。砂湯の
売店で餌を売らなくなってからは、満遍なく分散するようになったのかも。湖水に手を入れてみると、かなり熱い
所もあります。砂湯の白鳥は湯の中で体が火照ってくると岸や氷に上がるのでしょうか。そうするともともと外気
にさらされていた長い首の辺りから冷え込んでまたお湯に入る、それを繰り返しているのかも。わたしたちが冬の
露天風呂に浸かるときみたいに、ね。屈斜路湖畔の白鳥は人に馴れているのか、近づいてもあまりあわてて逃
げたりはしません。パンを見せれば手のひらから直接食べますよ。鳥インフルの危険があって、子どもたちと触
れあうのを禁じなければならないのは、さびしいことです。