能取湖のアオサギ
湖ごとに氷の融け方にずいぶん差があります。摩周湖は3月初旬にほぼ全面さざ波が立っていたのに、網走
湖は1ヵ月後の4月4日に能取に行く途中で見たとき、まだほとんど閉ざされていました。そして能取湖は海側が
だいぶ融けていて、奥の岸辺はまだ凍結。解禁日にはなっていないのに、湖畔道路にはアサリ採りの車がだい
ぶ停まっていました。岸近い氷の先の水辺に、バケツを持って立ったりしゃがんだりしている人影が散っていま
す。開氷を待ちかねていたのはアサリ採りの人だけではなかったようです。半ば湖面が現れた糊口に近い浅瀬
には、アオサギが群れていました。この鳥は大きく、飛ぶ姿が優雅です。でもしゃがれた悪声には興ざめ。
夜半からの雪がまだ降り続いています。春の淡雪の風情にはほど遠く、冬へ逆戻りというところです。まだ10
センチほどしか積もっていませんが、終日零下の予報なので、自然には融けないでしょう。雪かきしなければ。
除雪道具をしまっていなくて正解でした。