ナナカマドの赤い実
街で秋を代表する色彩の定番はナナカマドの赤い実。今年も美幌霊園入り口で撮ってきました。ウチのイチイ
にはスズメやガラの仲間が集まってくるのに、ナナカマドの実をついばむ小鳥の姿は見たことがありません。味
見したことはないけれど、あまりおいしくないのかも。木の下にもいっぱい落ちたままになっています。今年は実
が散るのが早いような気がします。このところの冷え込みがきついからでしょうか。昨日までの6日間で平均気温
の合計が平年より20度ほど低くなっています。
千歳や札幌で市街地をクマが横行していて、玄関のガラスを割られた家もあるとか。森にドングリが少ないのだ
そうです。ウチのイチイやブドウの不作も連動しているのかなー。今年はそういう年にあたる、みたいな。アイヌの
口承文学で、野山から獲物が消えて人々が飢え、神様と駆け引きして回復させる話を読んだ記憶があります。
昔から野生の動植物にはそういうリズムがあるのかも。今年のクマは、人里にまで来ないと冬眠前の栄養を蓄え
られないのでしょうね。5日までに485頭、例年のほぼ2倍が捕獲されていると新聞にありました。なんだかモミ
ジ狩りに森に入ったら出会いそう。もっともオホーツク地方は道南・道央に比べたらまだまだ森がたくさん残って
いるので、よほど奥まで行かなければ姿を見ることはないかも。