山の緑と遠い街

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 藻琴山7合目から見はるかす山肌も樹海もまだ緑。その先には、霞む知床の山並みとオホーツク海を背景に、
 
斜里市街が広がっています。小清水高原から斜里まで、50キロほど離れているでしょうか。左に目を転じると見
 
えてくるのは、多分網走市街の一部です。距離が半分ほどなので、望遠レンズだと大きな建物は判別できます。
 
 オホーツク地方の山が濃い緑をまとうのは、6月から9月のせいぜい4ヶ月でしょう。木々はこの短い間しか成
 
長できないので、ここまで育つには長い年月がかかっていると思います。5月は小清水ハイランドへの道がまだ
 
雪に埋もれていて、車は登れません。登山者がここの駐車場を使えるようになるころにようやく、藻琴山南山腹を
 
横切る道道102号線が新緑に包まれます。
 
 9月末に山腹の高いところから色づく木の葉が少しずつ増えはじめます。と言っても、標高700メートル付近
 
には赤く色づく樹はあまり多くないようです。ハイマツは秋色にならないし、散る前のダケカンバの葉は黄色で
 
す。紅葉を楽しむには、屈斜路湖畔林道や道道52号線の砂湯-川湯間まで下りなくては。時季は10月半ばで
 
すが、年によって1~2週間ほど早かったり遅かったり。