春国岱の森で
森で出会った生きものたちです。びっしり生えて葉を伸ばすシダ類と若緑が茂りはじめた木々の間で、白く輝く
崑崙(こんろん)草の群れが際立ちます。黄色いのはキンポウゲの仲間だと思いますが、ハイキンポウゲでいい
のでしょうか。エゾタチツボスミレは群生していませんでしたが、たどる小道のあちこちで目を楽しませてくれまし
た。ここまでは若葉の間から光が漏れ来る木陰に咲いていました。オドリコソウは陽の当たるところが好きなの
でしょうか、沢で木々が途絶えたところ一箇所だけで見つけました。
小鳥の小路と名づけられているだけあって、1.4キロを一周する間ずっとさまざまな囀りが聞こえていました。
声を頼りに姿を探しましたが、これだけ葉が茂るとどこにいるのかわかりません。けっきょく撮れた小鳥は一種類
だけ。センターの人に名前を聞いたら、コムクドリだと思うけれど色が白すぎる、メスかな、ということでした。この
日は国道の路傍で3度キツネを見かけました。写真の一匹は彼らよりだいぶきりょうがいいような。きょうだいが
いたのですが、他はすぐに隠れてモデルになってくれませんでした。