走古丹の風景

まりさん、召し上がったのはホワイトアスパラですね。こちらも今シーズンですが、もっぱらグリーンです。昨日

安売りのお店に一束(片手で握ると余るくらい)100円で出ていたので買いました。沸騰しているお湯に入れ再び

沸騰したところで上げ、オリーブオイルでソティーして軽く塩コショウ。少し飽きてきていたのにやはりおいしくて、

多すぎるかと思ったのを全部平らげてしまいました。収穫後間もないアスパラは甘みを強く感じます。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

 走古丹は風蓮湖北西の海ぎわにできた砂洲です。海抜ゼロに迫ろうという低地だと思いますが、根室湾や湖

の漁を生業の中心にしているらしい集落があります。砂洲といってもかなり長く突き出していて、漁港は先端部

に近い場所にあります。車で10分以上走らないと別海町の高台に行けないのではないでしょうか。太平洋東部

沿岸から千島海溝沿いにかけては地震が予想される地域です。避難場所にする高台もない砂洲に津波が来た

らどうなるか、余計なことかもしれないけれど心配になりました。根室湾沿いの別海町標津町を通る国道244

号線脇には、標高を表示して避難場所を指示する看板がたくさん立てられています。

 そんな気持ちのせいか、走古丹の湖面・湖畔・湿地の風景がひときわうら寂しく感じられました。曇り空で明る

い陽がなかったこともあるかもしれませんが。北見フラパラなどで他の花々と競い合うように咲いているルピナス

ははなやかなのに、湖岸であら草のなかに散らばっているのを見るとむしろ寂寥感が増します。

 幅の狭い砂洲にも、林が育ち緑濃い場所があります。海風が強く美幌より気温の低い地域(この日は10度

ほど差があったかな)です。ここまで育つにはかなり年月がたっていると思います。津波や海進がなければ、

植物の死骸や波が運ぶ砂・砂利が堆積して、しだいに陸地らしくなるのでしょうか。