魚無川のハクセキレイ
タムラ、今年のエンゴサクは例年より遅かったような気がするよ。サクラがほころびはじめているし、ム
ラサキツツジはもう盛りだもの。
そらさん、
つい百年ほど前までは、ニュートン物理学の威力に驚嘆した物理学者たちに、「初期条件さえ与えら
れれば過去でも未来でも世界のすべてのことがわかる」という雰囲気があったようです。その後相対性
り、すでにわかっていることは少ないし、確定できなかったり不確実だったりする領域もあると、物理学
者たちは認めるようになりました。
つい最近テレビで、暗黒物質の存在を初めて提唱した物理学者がこんな意味の発言をする場面を見
ました。わからないから知ろうとするのだが、新しい発見があるたびにわからないことが出てきて、いつ
までもわからないことが残る、と。
わたしは、「わからない」への気づきが現代物理学の最大の成果ではないかと思います。地震学は最
近発達した新しい学問です。新発見が相次ぎ、「わかってきた」という気になったのかもしれません。だ
とすれば、科学としての後進性の現われ ?