木々に着く桜色の霧氷もそうですが、枯草の枝を覆う純白の結晶も、土手歩きのたびにシャッターを押したくな
ります。とりわけ気持ちをそそられるのは、小さなきらめきがたくさん集まっている枝です。でもこのきらめきは撮
るのがむずかしい素材の一つです。角度がわずかにずれると消え、遠すぎれば写らず、近寄るとわずかな数し
か捉えられません。それに全体の純白を強調すれば目立たなくなります。それでもたまたまうまく撮れることもあ
るので、あきらめずに試み続けます。今日のはきらめきは失敗作ですが、とりあえず白さを愛でて。