空のオジロワシ

 まりさん、きれいな冬牡丹ですね。さすがに九州。こちらで牡丹が見られるのは6月です。
 
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 土手を歩いていると不意にオジロが飛び立ったり、上空高く飛ぶ鳥を望遠で覗くとオジロだったり。このところそ
 
んな機会がたびたびあります。そのつもりで出かけても会えないことが多いのですが、このあたりに来ているこ
 
とは確かです。
 
 
 元旦の朝日新聞に希望が感じられる記事がありました。「教育 あしたへ」というシリーズの第一回で、「答えは
 
対話のなかに」と題されています。
 
 唯一の「正解」を覚えこませ、訓育する教育に、わたしが異議を唱えはじめたのは30年ほど前からです。それ
 
以前からイギリスのサマーヒル校やアメリカのサドベリー・バレー校では、生徒が学習したくなるのを待ってそれ
 
に応える教育が行われており、日本でもサマーヒルの理念を継ぐ学校が創設されました。そられはすべて点在
 
する私立校の試みです。
 
 ところがここ20年ほどで急速に、フィンランドなどの北欧諸国を先頭として、欧米の公立校でも教師中心教育
 
から学習者中心教育への転換が進みました。それなのに日本では、孤立したいくつかの小さな試み以外では、
 
教え込む教育に変化の兆しが見えず、教え込む中身や強制方法をめぐる不毛な議論が繰り返されていました。
 
 この記事からようやく日本にも新しい教育の潮流が及んで来たと感じられたのです。公立や付属の学校で、唯
 
一の「正解」を求めるのではなく、生徒同士の対話を通じて、ちがう見方の存在に気づかせ、より広く知ろうとする
 
意欲を引き出す授業を始めている教師たちがいる、というのです。このような動きに対して、他の教師や文科省
 
自治体などが、脚を引っ張るのではなく、むしろ期待したり励ましたりしているようなのです。新しい教育がこの
 
国に全面展開する日が来るのではないかと、わたしは希望を感じました。その日が1日でも早くと願っています。
 
教育が変われば社会も変わります。