藻琴山に陽が昇る
そらさん、読んだり考えたりの時間が戻って安堵する一方で、やっぱりさびしいところはありますね。赤ちゃん
を抱いたときの重さが腕に、機嫌よくきゃっきゃ笑う声が耳に残っています。ところで、雪景色を見にひとっ飛びと
いうのはどうですか。羽田までがたいへんだけれど、後はすぐですよ。日帰りだってできるくらい。
冬の川沿いは靄が立って、昇る陽の形までははっきり写りません。空が次第に明るみを増し、やがてシルエッ
トになった稜線の背後から黄金色に輝く塊がせり上がってくる印象です。炎の中心が山の端を離れると、一気に
雪原が白くなり、気温が低い日であれば、樹氷が桜色に輝きはじめます。
今朝は久しぶりに気温が-15度を下回りました。これから急いで朝食を摂り、カメラを持って土手を歩きましょ
うか。今日の午後から週末にかけて雪の予報なので。