うねるオホーツク海
まりさん、夜明けの花火ですか。元旦だけは「しめやかに」なんていうのは、オールド・ジャパニーズだけの習
慣かな。どっちにしても、美幌川べりで出会うキツネやリス、それにウチに来ている抱かれたがりの4ヶ月の孫に
とっては、昨日と同じ今日があるだけで、どうということもないのでしょうけれど。
hirokoさん、暮れにはいろいろお作りになったようですね。今来ているウチの4歳の孫は、わたしが手間ひまか
けたきんとんもお汁粉も眼をくれず、もっぱら食パンとコーンスープを食べ続けています。わたしがそれに平気な
顔をしているので、彼はご機嫌ですけれど。
hellopapaさん、会社をやっていらっしゃるのかな。このご時勢、ご苦労が多いことでしょう。仕事が順調な年に
なるといいですね。
健さん、いよいよ退職ですか。北海道にいらっしゃるのなら、声をかけてくれればわたしのお気に入りの場所に
ご案内しますよ。
そらさん、英会話ですか。わたしは大学に入るときスペイン語科を選んで大失敗しました。使いたい機会がない
外国語には集中できなくて。せめてドイツ語か何か、読みたい本のある語学を選んでいれば、卒業するまで辛抱
したかも。
流氷はまだ網走から何百キロも遠くにいるようです。零下そこそこの暖かい日が続いているので、みぞれ氷も
岸に付く海氷もできていません。岬の高台から見渡すオホーツク海には、白い波頭とうねる大波があるばかり。
若い日に冬の海を伊豆の新島に渡って、ひどい船酔いになり、何日も寝付いたことがあります。それ以来、揺れ
る船に恐怖心が。うねる海原をじっと見つめていると、それだけでなんだか酔いそうな気分になります。
大晦日に孫たちと濤沸湖の白鳥公園に行って、ついでに北浜の海岸に立ちました。鳥にやるために持っていっ
た食パンが尽きたので、孫にせがまれてコンビニに追加を買いに行ったら、砂浜に出る道があったので。もう少し
晴れていれば知床の山々が大きく見えたはず。この日はうっすら浮かんでいる程度。近くの駅構内には展望台
もあります。このあたりは流氷撮影に絶好のポイントです。孫は貝殻を拾い、長い時間水鳥たちと戯れ、大はしゃ
ぎでした。わたしは波と水鳥の写真ばかり増えて。